Pマークの構築が進んだら審査機関へ審査申込を行います。審査申込にあたっては、申請書と関連書類の提出が必要です。これはPマーク構築ガイド「39.マネジメントレビュー」までを完了している必要があります。
審査機関によっては事前入会が必要となるので、目安としては審査申込の1ヶ月前に、まずは審査機関に初回連絡をすることをお勧めします。
(早めにスケジュールを確定させたい場合は早めに審査機関と連絡を取ることも可能ですが、PMS構築進捗次第のため実態としてはあまり違いはありません。また、入会費が早めに発生するケースもあるのでご注意ください。)
審査の段取り
いくつかの審査を経て認証を付与できます。審査申込〜結果受領までは最短約4ヶ月です。
- 審査申込:申請書と、関連書類を審査機関へ提出する
- Pマーク構築ガイド「39.マネジメントレビュー」までを完了している必要がある
- 形式審査:提出書類の網羅性を確認
- OKであれば審査機関へ申請料を支払い、申請が受理される
- 書類審査:現地審査前にPMS文書(内部規程・様式等)が規格に適合するか確認
- 指摘があった場合は、現地審査前に改善する必要がある
- 現地審査:トップインタビュー、PMS運用状況の確認を現地で実施
- 審査完了後、審査機関へ審査料と実費を支払う
- 結果受領:付与可否の通知後、Pマークが付与される
- 使用契約を締結し、JIPDECへ付与登録料を支払う
以下に審査費用と審査機関の概要を記載します(具体的な金額や、推薦する審査機関はSecureNavi内に記載しています)。
審査費用
Pマーク取得費用は審査機関ごとには変動しません。発生する費用項目は以下です(発生タイミングは上記の通り)。
- 必須:申請料、審査料、付与登録料(2年分含む)
- 実費:現地審査時の交通費と宿泊費
必須の費用は以下によって変動します。
- 審査タイミング:新規 or 更新
- 事業規模:小規模 or 中規模 or 大規模
- 業界、出資額(登記がある場合のみ)、従業員数にて定義される
審査機関
上記の通り審査関連費用は同一ですが、審査機関ごとに以下の特徴があります(入会や支援は、それぞれ無料 or 有料があります)。
- 事前入会を求められるか
- セミナー開催の支援があるか
- PMS運用相談の支援があるか
- 地域限定、業種限定の場合あり
プライバシーマークの審査機関は、2024年12月10日時点で19機関存在します。JIPDECサイトに「プライバシーマーク指定審査機関一覧」が掲載されていますので、ご参考ください。
審査申請時の対応方法
書類審査
各審査機関ごとに申請フォーマットがあります。
(例えばJIPDECはこちらです。審査機関ごとで、内容の大きな違いはないが微差があります。)
申請書に記載を進めつつ、
基本的には「様式(記録するためのフォーマット。記録内容は除く)」を提出することにより、
PMSが開始できる状態にあるかをチェックします(少しだけ実データ提出が求められるくらい)。
SecureNaviではSecureNavi上で管理している様式については「社内ルール・文書」>「PMS管理文書」の「エクスポート(PDF)」にて、様式を出力できます。
2024/4/16時点で、JUAS、デ協、SAJはPDFでの提出に対応しています。
その他の機関については審査機関にご確認ください。
現地審査
設定・参考情報の「PMS構築・運用指針との対応表」にて、
指針の項番と、規程と、SecureNaviの画面がどのように対応しているか閲覧し、
構築・運用状況を説明していきましょう。