ご注意!!
本操作は一括でデータ修正ができるため、操作によっては意図せずデータが修正される可能性があります。そのため操作権限はパワーユーザに限定しています。また、更新対象の列において、元々値が入っているセルをブランクにして投入することは「値を削除して上書き」の動作となります。
操作はSecureNaviに登録されているデータを一度ダウンロードしてから進める手順となっております。必ずダウンロードしたデータをそのまま保管いただいた上で復元可能な状態にし、一括操作を行なってください。
CSVを修正する際、EXCELを用いる場合は必ず「カンマ区切り」でEXCELに取り込んでください。複数指定するセルはカンマ区切りで記載されているため、別の開き方をすると数字が変わる場合があります。
動作の安定性を考慮して、一括で操作できる件数上限は100件(画面表示上限件数)としています。情報資産、リスク、リスク対応一覧を出力する際は分割してダウンロードいただく場合があります。全データを保管する場合はご注意ください。
本マニュアルでは以下を解説します。
資産を一括登録/修正する
本操作は資産を初回登録することと、登録した資産を一括修正することができます。
冒頭の注意事項をご確認の上、手順を進めてください。
CSVダウンロード
画面右の3点リーダーから、「CSVダウンロード」から、現在の入力結果をダウンロードします
出力されたフォーマットは以下になります。
CSV投入時はこのフォーマットを利用します。
Excelでファイルを開く場合は、必ずカンマ区切りで開いてください。
CSV加工
以下に沿って、上記でダウンロードしたCSVを修正してください。
No | 列名 | 値の概要 | CSV投入時の必須有無 | 備考 |
1 | 資産ID | 更新対象の資産ID(整数) |
新規登録時:未記載 修正時:必須(更新はされない) |
・資産IDの値が設定されていなければそのレコードの値は新規登録される ・資産IDの値が設定されていれば更新される |
2 | 資産名 | 更新対象の資産名(文字列) | 任意(更新はされない) | ・上記資産IDで対象を判別しているため、本列の値は問わない ・元の値から変更しても、CSV投入では値は変わらない |
3 | 資産カテゴリ | 更新対象の資産カテゴリID(整数) | 任意(新規登録時のみ更新対象) |
・資産一覧画面>資産カテゴリボタンより確認可能なIDを入力 |
4 | 責任者 | 更新対象の責任者名(文字列) | 任意(更新対象) | |
5 | 機密分類 | 更新対象の機密分類のID(整数。「機密分類の設定」画面のIDに従う) | 条件付き必須(更新対象) | ・資産カテゴリが「情報」のときのみ必須 ・それ以外の場合に値を記載されていた場合は更新しない |
6 | 主管組織 | 更新対象の主管組織に設定する資産ID(整数) | 任意(更新対象) | ・存在している資産IDのみ設定可 |
7 | 保管期間 | 更新対象の保管期間(文字列) | 任意(更新対象) | |
8 | 保管場所 | 更新対象の保管場所に設定する資産ID(整数) | 任意(更新対象) | ・複数指定の場合はカンマ区切りで記載 ・存在している資産IDのみ設定可 ・資産カテゴリが保管場所として設定できる場合のみ設定可能(設定不可時は更新しない) |
9 | 利用可能な範囲 | 更新対象の利用可能な範囲に設定する資産ID(整数) | 任意(更新対象) | ・複数指定の場合はカンマ区切りで記載 ・存在している資産IDのみ設定可 ・資産カテゴリが利用可能な範囲として設定できる場合のみ設定可能(設定不可時は更新しない) |
10 | タグ | 更新対象のタグ(文字列) | 任意(更新対象) | ・複数指定の場合はカンマ区切りで記載 |
11 | 通信経路 | 更新対象の通信経路に設定する資産ID(整数) | 任意(更新対象) | ・複数指定の場合はカンマ区切りで記載 ・存在している資産IDのみ設定可 ・資産カテゴリが通信経路として設定できる場合のみ設定可能(設定不可時は更新しない) |
12 | 備考 | 更新対象の備考(文字列) | 任意(更新対象) |
「資産カテゴリ」ボタンから、資産カテゴリIDが確認できます。
CSVアップロード
修正したCSVは、以下「データ取り込み」からアップロードできます。
ファイルを指定して、「開始」を押下ください
取り込み状況は「データ取り込み履歴ページ」でご確認ください。
資産の削除
資産に限り、画面上から一括で資産を削除することが可能です。
資産を選択すると、削除ボタンが表出します。
親組織に指定されている資産を削除対象にする場合は、親子関係を解除してから削除可能になりますのでご注意ください。
リスクを一括修正する
本操作は、資産側からリスクを作成した後に実施可能になります。
冒頭の注意事項をご確認の上、手順を進めてください。
CSVダウンロード
画面右の3点リーダーから、「CSVダウンロード」から、現在の入力結果をダウンロードします。
出力されたフォーマットは以下になります。
CSV投入時はこのフォーマットを利用します。
CSVの加工
以下に沿って、上記でダウンロードしたCSVを修正してください。
No | 列名 | 値の概要 | CSV投入時の必須有無 | 備考 |
1 | リスクID | 更新対象のリスクID(整数) | 必須(更新はされない) | ・CSV投入時に元データとの照合に使用 ・リスクとして存在しているIDのみ指定可能 |
2 | リスク | 更新対象のリスク名(文字列) | 任意(更新はされない) | ・上記リスクIDで対象を判別しているため、本列の値は問わない ・元の値から変更しても、CSV投入では値は変わらない |
3 | リスクに紐づく資産名 | 更新対象のリスクに紐づいている資産名(文字列) | 任意(更新はされない) | ・元の値から変更しても、CSV投入では値は変わらない |
4 | 現在の発生可能性 | 更新対象のリスク可能性ID(整数) | 任意(更新対象) | ・リスク発生可能性として存在しているIDのみ指定可能(点数ではなくあくまでIDを指定する) ・IDを指定しない場合は、発生可能性の点数が消える(「?」となる) |
5 | 現在の影響度 | 更新対象のリスク影響度ID(整数) | 任意(更新対象) | ・リスク影響度として存在しているIDのみ指定可能(点数ではなくあくまでIDを指定する) ・IDを指定しない場合は、影響度の点数が消える(「?」となる) |
6 | 対応後の発生可能性 | No.4と同様 | 任意(更新対象) | No.4と同様 |
7 | 対応後の影響度 | No.5と同様 | 任意(更新対象) | No.5と同様 |
8 | 却下フラグ | 更新対象の却下フラグ(0 or 1) | 必須(更新対象) | [リスクIDで指定されたリスクがプリセットデータの場合] ・1が指定されれば当該リスクの有効化処理を行う ・0が指定されれば当該リスクの却下処理を行う ※更新後の状態が同じ状態になる指定であれば処理はスキップする [リスクIDで指定されたリスクがオリジナルデータの場合] ・1の場合は特に処理なし ・0が指定された場合は当該リスクの削除処理を行う |
リスク名の変更は本操作ではできませんので、資産側から修正を行なってください。
却下フラグの動作は「却下」と「削除」がありますのでご注意ください。
リスク影響度、リスク発生可能性のIDは、それぞれの設定画面にて確認できます。
CSVアップロード
修正したCSVは、以下「データ取り込み」からアップロードできます。
冒頭の注意事項をご確認の上、手順を進めてください。
ファイルを指定して、「開始」を押下ください
取り込み状況は「データ取り込み履歴ページ」でご確認ください。
リスク対応を一括修正する
本操作は、資産側からリスク対応を作成した後に実施可能になります。
CSVダウンロード
画面右の3点リーダーから、「CSVダウンロード」から、現在の入力結果をダウンロードします。
出力されたフォーマットは以下になります。
CSV投入時はこのフォーマットを利用します。
Excelでファイルを開く場合は、必ずカンマ区切りで開いてください。
CSV加工
以下に沿って、上記でダウンロードしたCSVを修正してください。
No | 列名 | 値の概要 | CSV投入時の必須有無 | 備考 |
1 | リスク対応ID | 更新対象のリスク対応ID(整数) | 必須(更新はされない) | ・CSV投入時に元データとの照合に使用 ・リスク対応として存在しているIDのみ指定可能 |
2 | リスク対応 | 更新対象のリスク対応名(文字列) | 任意(更新はされない) | ・上記リスク対応IDで対象を判別しているため、本列の値は問わない ・元の値から変更しても、CSV投入では値は変わらない |
4 | リスク対応に紐づく資産名 | 更新対象のリスク対応に紐づく資産名(文字列) | 任意(更新はされない) | ・上記リスク対応IDで対象を判別しているため、本列の値は問わない ・元の値から変更しても、CSV投入では値は変わらない |
5 | 判断 | 更新対象のリスク対応ステータスを表す判断ID(0~3の整数) | 必須(更新対象) | ・保留中:0、計画中:1、実施済:2、却下:3のいずれかを指定可能 ・ただし、却下:3に変える場合は、現在の判断が保留中:0であることが前提となる(UIと同様の動作) |
6 | 期限 | 更新対象のリスク対応の期限の日付(YYYY/MM/DD) | 任意(更新対象) | ・判断が「計画中:1」の場合のみ適用され、それ以外の場合は無視される。 |
7 | 担当者 | 更新対象のリスク対応の担当者ID(整数) | 任意(更新対象) |
・判断が「計画中:1」の場合のみ適用され、それ以外の場合は無視される。 ※担当者IDは「設定・参考情報>ユーザの管理」よりご確認ください |
8 | 詳細 | 更新対象のリスク対応の詳細(文字列) | 任意(更新対象) |
詳細欄は上書きされますのでご注意ください(元々の値を削除すると、ブランクとして上書きされます)
CSVアップロード
修正したCSVは、以下「データ取り込み」からアップロードできます。
ファイルを指定して、「開始」を押下ください
取り込み状況は「データ取り込み履歴ページ」でご確認ください。
データ取り込み履歴を確認する
設定参考情報>データ取り込み履歴から状況を確認できます。
取り込んだ後は10分サイクルのバッチ処理が実行され、
「待機中」→「実行中」と進み、「完了」or「失敗」にて終了します。
右側の「ダウンロード」ボタンから、結果ファイルが出力できます。
正常に取り込まれた結果は以下です。
取り込みに失敗した結果は以下です。
右端列にエラー原因が記載されます。
この結果ファイルを加工し、データ取り込みページから再度アップロードすることで更新が可能です。
よくある質問
CSVファイルをEXCELで開くと数字が変わってしまう
カンマ区切りで取り込む必要があります。
- Windows:「データ」タブの「テキストファイル」からCSVを取り込んでください
- Mac:[ファイル]メニューの[インポート]からCSVを取り込んでください
Pマーク情報の利用目的などの項目を一括登録したい
現段階では上記記載内容のみ一括登録が可能です。Pマークのみ環境では利用できない仕様となっています。